心筋と心膜の癒着が招く悲劇

病院・遺族控訴せず
読売新聞 - 2008年4月15日
同月22日に心臓の弁置換手術を受けた。しかし、心臓の動きが悪くなり、担当医は7月16日の2度目の手術で、心筋と心膜の癒着をはく離する際に心臓を損傷、女性は肺内出血などで11日後に死亡した。倉田慎也裁判長は「別の手術方法に切り替えるか、手術を中止する注意 ...(以下省略)


癒着のはく離って、本当にデリケートなものなんですよね。
特に心臓の手術ですから。
出血のリスクは即、命にかかわります。


心臓外科手術においては、癒着の防止策として非吸収性のシートが使われているようです。しかしながら、この"非吸収性"というのがミソで、体内に吸収されないために、いつかは再度開胸して取り出さなければならないのです。


一度入れたら、体に吸収されてしまう成分の癒着防止剤が望まれますね。